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2013年09月

衣がえの決まりあれこれ【いち利モールコラム】着物大好きコミックエッセイストほし わにこ連載コラム「オトナの着物生活」

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 暑さ寒さも彼岸までといいますが、永遠に続きそうだった猛暑もさすがにやわらいできましたね〜。



 9月も下旬になると、葡萄とか栗とかサツマイモとかが気になるようになり(食べ物ばっか)、単衣にあわせる帯や小物もすっかり秋仕様を考えるようになってきました。



 そもそも「単衣(ひとえ)」って、着物を着はじめたときにはよくわからなくて、夏でも冬でもない、6月と9月にしか着られないと聞いて「贅沢なものだなあ」と思ったものです。



 でも、ちょこちょこ着るようになってみると「この時期しか着られない!」という着物は気合いを入れて着たくなるものなんですね(笑)。季節を楽しむのも(それがちょっと無理をしていたりしても(笑))着物のお洒落の楽しみであり、醍醐味なんだなあと知りました。



 そして意外と「初夏も初秋もオッケー!」と思える単衣は少ない。柄もそうですし、あとどうしても着たい色のトーンが違ったりします。どっちでもいいかなと思うものは、中途半端だったり(涙)。それもまた悩ましいのですが、手持ちの少ない着物で、ない知恵をしぼって季節にあわせるのは燃えますね〜!



 帯や小物は、時期によって夏物をあわせたり、袷のものを使ったりするんですよね。覚えきれないので毎年どうだっけ、とアンチョコを取り出して確認しています。帯の衣替えも気温とにらめっこで悩ましいところです。



 ほんと、着物って時々、苦しいのか楽しいのかどっちやねん! と自分でつっこみたくなりますが、そのややこしいところがまたはまったら抜けられない着物沼の深さなんでしょうね〜(^^;)

 普段着であればきっちり衣替えをすることもないし、フォーマルな席やお茶席以外は、無理をしなくてもいい風潮になってきましたし、気温やお天気にぴったりの着物姿の人を見かけると、拍手したくなります。

 それでも普段に着物を着ているというよりは、ちょっとおしゃれしておでかけしたいときに着ることが多い私にとっては、衣替えの「決まり」はちょっと気になるもの。



 皆様のほうがお詳しいとは思いますが、一般的な目安として、9月の前半には夏物の帯、襦袢、小物をあわせ、後半には袷の帯(八寸などや染めなどの軽やかなもの)、襦袢、小物をあわせます。9月前半は暑い日には絽の着物でも可、10月の半ばくらいまで暑い日には単衣を着てもよし、ということになっているようです。

hitoe




素材だけでなく、色や模様でも気温にあわせて夏から秋への移り変わりを楽しめたりするといいなあと思いますが、上級者への道のりはなかなか遠い……。

あとひとつ、単衣のシーズンは6月は梅雨、9月は台風と、結構雨が気になる季節でもあるので
雨コートなどの雨対策もしっかりしておきたいですね。


日本も広いので、北と南では気温も随分違うはず。気がつくとあっという間に過ぎ去ってしまう、単衣のシーズン。決まりにきゅうきゅうしすぎないで、融通をきかせつつ、季節を楽しみたいですね。



 さあ〜いよいよ秋も本番\(^O^)/ そしてあともう少し、単衣を楽しみたいわにこでした。


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絹婚式に紋付の着物を誂えたけど?の巻~着物大好きコミックエッセイスト ほし わにこ連載コラム「オトナの着物生活」~

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大型の台風18号は、我が家では庭の植木鉢を倒していった程度だったのですが、ニュースで見る京都ほか各地の様子に心痛めております。被害にあわれた皆様に心よりお見舞いを申し上げます。

今回はちょっと想い出話です。

私の結婚式も9月の頭で、当日は雨でした。今考えると着物で列席したい方には迷惑な日取りだったかも? ですが、ホテル内でしたのでなにも考えず、親や親戚の留袖もすべて袷でした。当時は、ちょうど着物熱が冷めていた頃だったので、白無垢で挙式、お色直しでドレスを着ました。



何年か後に、黒引振袖での和婚が流行り、ウエディング雑誌でも特集が組まれたりするようになりましたが、当時はそんなこともなく、着物についてはあまりこだわりなくレンタルしました。



打掛は悩み抜いた末、いろいろあるけど予算内で大好きな熨斗目のものにしました。その横で、「男性用の袴はこの三種類です」と提示された相方(夫)が「じゃ、これで」と花嫁衣装より高い花婿衣装を選んだことが忘れられません。



「こっちでいいんじゃない?」と予算内のもので食い下がってみたのですが(笑)
「これがいいから」とそのままに。そりゃあ高い袴のほうがいいだろうさ! 

あたしだって比べたら高い花嫁衣装のほうがいいですよ!と、心の中で口をパクパクさせていたわけですが、一応初々しかったワタクシはホテルの担当者の前でそれを言うことはできず、無論相方にはそんな気持ちは全く伝わりませんでした(笑)。

まあ、結局自分だけお色直ししたので、衣装的には夫婦で同額だったわけですが(笑)今でも思い出すと腹がたつエピソードです(真顔)。



さてそんな結婚式を挙げた我々ですが、今をさかのぼることン年前、無事12年目の絹婚式を迎えることに。



 コミックエッセイ本にも書いたお話ですが、すっかり着物沼にはまっていた私が「今年は絹婚式」と気がついたときの鼻息の荒さはご想像いただけるかと思います(笑)。今まで「○婚式」などというものには全く興味がなかったわけですが、絹とくれば別! 絹といえば、そう、着物ですもの!!



 早速相方に「絹婚式だから、着物買っていい?」と訊ねてみると「いいよ」とあっさりOKが! どうせ止めても聞かないでしょ、と。結婚も12年目ともなるとそんなかんじでしょうか。あの、衣装決めのときにはなかった図々しさが私にもしっかりと備わって参りました(笑)。



 実は、それまで母にお任せで、自力で着物を作ったことがなかった私。初めてのお誂えにワクワク!!



 9月の結婚記念日に着られる着物、ということで単衣を候補に。兼ねてから欲しかった「江戸小紋の両面染め」を探すことにしました。両面染めとは反物の裏と表が違う色柄で染めてあるもの。単衣でも、裾がひらりとしたときに、両面染めだと裏が白っぽくなく、八掛のように違った色柄がちらっと見える!というのに憧れていたのです♡



ちょっと地味でしたが、鮫小紋といわれ柄の「家内安全」の反物を見つけ、家内安全なんて、絹婚式にちょうどいいよね、なんて喜んで仕立ててもらったのですが、ここで大きな失敗をしでかしてしまったのです!

イラスト修正



「江戸小紋は一つ紋をつけると色無地と同格になる」という話を聞いていたので、紋をつけたらお茶会にも着て行けるよねー!と、紋をつけてもらうことに。結婚してからはじめて作る紋付の着物だったので、相方の紋を入れてもらうのはこれが最初。なんというか、いまさらながらあ〜私も婚家の人間になったんだなぁ〜としみじみしました(遅)。



どちらを表にするか悩んで、結局顔映りのよかった「家内安全」を表にしたのが失敗の元。一つ紋をつけて色無地と同格になるのは、江戸時代武士が裃にしていた三役(鮫、行儀、通し)のみ。




 いわれ小紋は紋をつけても、色無地とは同格にならないそうなのです。



 それを知ったときのショックときたら。



 がーーーーーーんΣ(´д`;)



 中途半端な知識で紋を入れて、なんだかよくわからないことになってしまったのでした(涙)。



そして、最近また知った更なる事実は、お茶の世界では江戸小紋はたとえ三役に一つ紋をつけたとしても小紋扱いなのだそうです。



 がーーーーーーんその2Σ(´д`;)



 まあ、万年ひよっこ茶人の私は格式の高い正式なお茶席に呼ばれることもまずないと思われますのでいいんですが……。紋の扱いって難しいんだなぁと勉強になったのでした。

誂える時、お店の人に、教えて欲しかったなぁ……(´Д`)

でもここらへんの解釈も、いろいろな説があるようで、一概には言えないようなんですが、とにかくあまり正式な場では使えないものとなってしまいました。



この話には、実は誂えた年は13年目で、絹婚式ではなかったというオチがついています(えええ)。そしてさらに結婚記念日が9月上旬のまだ残暑厳しい時期なので、実は記念日そのものにはまだ袖を通していないというオチも(ぎゃふん)。



でも気に入った色柄ですので、記念の着物として、ちょっとお洒落着に大切に着たいと思っておりまする。



絹婚式を迎える方がいらしたらぜひ、紋の入った着物を仕立てられてはいかがでしょうか? よい想い出になると思います! 色無地もいいし、予算があったら訪問着や色留袖なんかも素敵ですよね〜!!



 そしてどうか私と同じ失敗をされませんように……(私だけですか、こんな失敗は(号泣))



そんなわけで、失敗から何年も経った現在も、この季節になると、やはり単衣の一つ紋付色無地が欲しいな〜なんてぼんやり思ったりするわけです。試着室で色無地の反物をぽちぽちと見ている、秋の夜長でございました。



いち利モールさん、両面染めの反物も、ぜひ扱ってください♡





※いち利モールスタッフより
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試着室が新しくなった〜!&コーディネート大会に参加しよう\(^O^)/の巻~着物大好きエッセイスト ほし わにこ連載コラム~

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東京オリンピック、決まりましたね。開催は七年後というのにちょっとびっくり。七年後、一体自分は何をしているのかな?と思いをめぐらせたり。


 解決しなくてはいけない問題も山積で、日常の生活も続いて行く中で、それでも新しい希望に向かうことも忘れてはいけないのかもしれません。七年後、もっと着物を楽しんでいられたらいいな。

新しいと言えばですね、いつも妄想コーデを楽しんでいるこの「いち利モール」さんの新しい試着室、ご覧になりましたか? 早速遊び倒しているわにこですが、今回一番変わったのは「着姿で見られる」「後ろ姿が見られる(!)」ということです。

前の反物状態の試着室も想像が膨らんで楽しかったのですが、やはり実際に仕立て上がって着ているフォルムで見られるというのは、いいですね〜!! 盛り上がります!!
 


 そして第2回コーディネート大会も開かれるとかっ。


今週の13日からです!! 皆の力作コーディネートの中から好みのものを探して投票するのも楽しいですよ〜。「えっ?この取り合わせ?」という発見も面白いです\(^O^)/

◎いち利モールコーディネート大会ページ(投稿開始は13日から)
http://bit.ly/17haAm8

さて。いつまでも暑い暑いと思っていましたが、ふと気がつくと蝉の声がしなくなり、涼やかな虫の声が聞こえるように。エアコンを切って、窓からの風でしのげる時間も長くなり……。秋がやってきたんですね。


そんなわけで今回の妄想コーデは「秋のほっこり単衣コーデ」。とはいえまだまだ暑いので、半襟で寒色を差しつつ……。

ジャジャーン!!


コーデ

http://bit.ly/13xobsq


本当にジャジャーン!という感じの効果線がイイ(>▽<)


着たときに入る陰や、柄合わせもリアルです〜! マジすごい。

半襟や帯揚もどんな分量で挿し色になるか、一目で分かります。自分の着物に似たものを探して色合わせの参考にもできますね。


 イラスト




 こうなってくると帯留や羽織の試着など夢が膨らみまくって困ります!

 でも少しは自分の頭も使わないと、サビちゃいますかね(笑)


 新試着室、お試しを♡


いち利モール試着室はコチラ
https://ichiri-mall.jp/kisugata/
 

重陽の節句とお遊び手描き帯!~着物大好きコミックエッセイスト ほし わにこ連載コラム「オトナの着物生活」~

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9月、単衣の季節となりました。まだとても単衣でおでかけする暑さではない東京ですが、秋は確実にそこまでやってきています。

9月9日の重陽の節句は別名「菊の節句」。また、今年の中秋の名月は
9月19日だそうです。菊や月、うさぎや団子(笑)など、この季節に因んだモチーフが気になってきますね。
 




この季節だけのモチーフや取り合わせを、小さな自己満足ですが身につけて楽しみたいもの。

でもなかなか、ほんのわずかな期間しか身につけられないものを手に入れるのも、機会的にも金銭的にも余裕がないと難しいものです。4年前のこの時期に、ちょうどおでかけの予定があり、秋を感じさせる夏帯がないなぁとコーデに悩んでいたワタシ。

どうしてもお月様の帯が欲しくて、自分で描いちゃいました!

ベースの帯は、リサイクルショップでゲットした絽の喪帯。500円でした(^^;)リキテックスの白にパールテクスチャを混ぜて、大きくまあるいお月様を。地紋の波が浮かんで、只の丸がなかなかいいかんじに(自画自賛)。

ちょっと目つきの悪い兎さん2匹を添えてみました。

前柄には、小さな満月。


お目汚しの画像ではありますが、出来上がりはこんなかんじです。

着姿

兎

こんな季節限定の絽の帯は、せいぜいが1年に10日間くらいしか締める時期がありません。

一昨年は、観劇で締めました。その前の年はお茶のお稽古。

去年はキモトモが海外にお引っ越しが決まった送別会がちょうどこの季節。海の波をレースの帯締めで、船のブローチを帯留代わりにして旅立ちのお祝いの気持ちを込めました。



舟


そのときどきのことが、帯を手に取るたびに思い出されます。季節限定の帯や着物は、着られる期間が限られる代わりに、その年の想い出を鮮やかに積み重ねてくれるようです。

こういうお遊びのお絵描きや染めは、失敗しても後悔しない値段のものでチャレンジするのが唯一のコツ(^^;)

この帯の絵を描いた時には、どこに描けば上手く柄が出るかよくわからない……と悩んだ挙げ句、自分で切らない作り帯にして、お太鼓部分に描くことにしました。

これなら柄出しに失敗することもない! そしてまだまだ暑い9月の頭、創り帯だとすぐに着られて時間短縮で汗だく防止になる! といいことづくめ。我ながらグッドアイデアと鼻の穴をふくらませていたのですが……。


イラスト


作った時にはたしかに、前柄のお月様はちょっと右手に出ていたのです。

 


だけど、一昨年くらいから段々真ん中よりに……そして去年はド真ん中に……。真ん中にまんまるなお月様があると、チャンピオンベルト風味に(滝汗) 何故? 何故なの??

それはここ数年で余計なお肉がついたため。お太鼓部分と胴が固定されている作り帯では、位置の調整ができず、お月様が移動してきてしまったというわけです(悶絶)。
 このままでは、お月様が左側に来てしまう!? いやいやそれだけは!!


さて今年はどうなるでしょうか? 今からドキドキヒヤヒヤのわにこでした。
(ヒヤヒヤしてないで痩せなさい!というツッコミが方々から聞こえてきます……。)

皆様も、切らない作り帯を作るときはウエストの変化にお気をつけ下さい!!(そいういう話だったっけ今回……)


 

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兎の柄の帯揚あります♪
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