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2014年04月

縁起柄帯で運気をアゲル!端午の節句は縁起柄で菖蒲(勝負)!?の巻~ほし わにこ連載コラム「オトナの着物生活」

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もう来週はゴールデンウィーク! 

皆様おでかけの予定などもうお決まりですか?

いつも忘れていて慌てて飾る五月人形ですが、今年は少し余裕をもって出してみようかなと思っているわにこです。

うちは男の子がいるので、お節句は五月が盛り上がります。鯉のぼりや鎧飾りを飾り、袴をはかせて写真を撮るのを楽しみにしています。

 新緑が芽生え始めたさわやかで明るい日差しの下、青空に鯉のぼりが泳ぐのを見ると、ひな祭りとはまた違って、スカッとした気分になります。夏に向かって、やるぞ!とスイッチが入るようです。

端午の節句にちなんだものというと、鯉、鎧、鷹など勇ましいモチーフが多いですね。それぞれが、子どもの健やかな成長と立身出世などを願った縁起柄となっています。

お宮参りのときにかける一つ身の祝着にもそういった縁起柄がよく使われています。一番見かけるのは、鷹と兜でしょうか。他にも唐獅子、虎、龍、宝尽くし、松、竹、波などなど。古い祝着には、いろいろ面白い柄があるので、古着屋さんやネットオークションなどで眺めるのも楽しいです。

よく使われる柄のいわれとしては

【鯉】威勢よく滝を登る勇ましさから出世魚とされ、立派な大人になるように願いがこめられている。竜門という激流を登り切った鯉は龍になるという伝説から「登龍門」という言葉が生まれた。

【鎧・兜 】武将が身の安全を願って神社に鎧を奉納したことから、身体を護り、健康であるように願うもの。配色の美しさからも鎧縅文(よろいおどしもん)など、女性用の帯にもよく使われている。

【鷹・鷲】 千里を見通し大空に飛翔する力強さから、勇壮で先を見通せる子になってほしいという願いがこめられている。

【唐獅子】 縁起のよいことが起きる前兆で現れるといわれる霊獣。力強く威厳があり、高貴な牡丹の花を好むことから牡丹と一緒に描かれることが多い。

【松】 一年中青いことから「不老長寿」を意味し、縁起がよいとされる吉祥文

【立浪】 力強く立つ波が穢れを洗い流し、災厄を除ける。

【虎】 風水では西を守る守護獣であり、勇敢で魔除けの力を持つ。家の守り神でもあり、家内安全、財運守護などの縁起を担ぐ。

【龍】 風水では東を守る守護獣で、中国では皇帝の象徴。雲を得て空に駆け上がって行く昇り龍の姿は、立身出世や商売繁盛などの象徴。

【竹】 中国では霊力が宿るとされる。まっすぐにすくすく成長する竹のように育って欲しいとの願いがこめられている。


などなど、子どもの健やかな成長と開運を祈ったものが多いですね。母としてはあまり勇ましすぎるのも心配なのですが(^^;)、世の中を生き抜く強さは持って欲しいなあ、などなどいろいろ欲張りな願いはありますが(笑)、健康で幸せであってくれればそれがなによりです。

あと忘れちゃいけない、菖蒲湯。

菖蒲(しょうぶ)は「尚武(武勇を重んじること)」や「勝負」と音が重なり、また形も刀のようであるため邪気を払い、厄難を除くとされています。
お湯に浮かべることで、血行がよくなる薬効成分やアロマ効果もあるとのこと。確かに、菖蒲の爽やかな香りは気分がよくなります。


ややこしいのは、飾りに使われる「花菖蒲」と菖蒲湯の「菖蒲」は全く違うものだそう。菖蒲はサトイモ科で花は黄色く小さいもので、花菖蒲はアヤメ科。ご存知の通り、綺麗な青い花を咲かせます。

イラスト

よく「勝負帯」とか「勝負下着」(それちょっと違う(笑))とか言いますが、いろんな色、柄や文様の縁起を知って、自分のここ一番勝負!のとき、身につけると、力が借りられるようで、気持ちの支えになるものです。

五月の節句には、ワンポイントでいいからちなみ柄を身につけて、家族の健康や運勢アップをお祈りするのもいいかもしれませんね。

===========いち利モールの縁起柄帯==========
京藝竜帯京藝唐獅子

西陣袋帯【京藝】龍             西陣袋帯【京藝】唐獅子

01_001CACR35YE01_001CA6AO297
笹                       笹
京紅型九寸名古屋帯【栗山吉三郎】  京紅型九寸名古屋帯【栗山吉三郎

======縁起ものの帯留======
koitora

ツゲ製アンティーク帯留 鯉     ちびどめ(寅)【かざりや鐐】

妄想コーデ★今年の流行色スモーキーパステルに挑戦の巻き~着物大好きコミックエッセイスト ほし わにこ連載コラム「オトナの着物生活」

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まだまだあちこちに名残の桜が楽しめる東京、ソメイヨシノだけが桜じゃないですね。

そして、ふと地面にも目をやると、小さな花がたくさん咲いています。わにこ家の庭でもノミノツヅリやタンポポが満開で可愛いです?(草取りしろ)

 小さな花を見ていると、洋服では常にジーンズでフワフワ・ヒラヒラしたものに縁のないわにこですが、花柄のワンピースとかが似合ったなら、人生違ったかなぁなんて思うことがあります。。。遠い目。。。

さてここからが妄想タイムです(笑)

 若い頃は、黒や紺などのモノトーンばかりでしたが、年齢を重ねて本人に若々しさが失われてきたいせいでしょうか(涙)、このごろ、綺麗な色を身につけてみたいな?と思うようにもなってきました。

 今年の春のトレンドカラーは、少し落ち着いたトーンの「スモーキーパステル」だとか。ピンクや黄色、薄いグリーンやペールブルーなど淡い優しい色の服がウインドウに並んでいますね。

そんな気分も手伝って、今日の妄想コーデは「春のロマンチック小花コーデ」です。

春の花コーデ

http://bit.ly/1gYwkID

 甘いパステルピンクの着物、小花も飛び柄だと照れが少ないかも。
少し抽象的な小さなバラの帯は、濃い色の着物にもピッタリ。これからの季節大活躍しそうです。
水色の桜刺繍半襟、クローバーの帯揚、苧環の帯締でピンクをちょっと引き締めて。
ピンクと水色の組み合わせは乙女の定番ですよね。

 元気な色、キリっとした色もいいですが、時にはパステルに包まれて癒されたい? 
 洋服ではちょっと恥ずかしくて着られない花柄や淡いロマンチックな色柄も、着物だと不思議とチャレンジしてみたくなるのは何故でしょうか。

イラスト

うーん、こんな着物を着てうららかなお天気の中お散歩したら、優しく穏やかな気持ちになれるかな。
眉間のシワも消えそうです〜(笑)。

はっ、私には癒しが足りないのかもっ! 

着たい着物って、もしかしたら体調や気分のバロメーターなのかもしれませんね。


 春うららの妄想コーデタイムでした。

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▼スモーキーパステルのコーデ3選▼

コーデ1

http://bit.ly/1hJjynn
小紋(ぼかし):ベージュ&西陣八寸名古屋帯(帯屋捨松)


コーデ2

http://bit.ly/1kZ8chj
小紋(水玉ぼかし):ピンク&西陣九寸名古屋帯(岡文織物)


コーデ3

http://bit.ly/1kvxzED
小紋(梅鉢):薄い水色&西陣九寸名古屋帯(木原織物)

【着物でお出かけ】4月20日和を愉しむ「和樂びより」へ行って来ました!

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4月20日は京都戒光寺さんで開催された和を愉しむ和樂びよりへ
お出かけしてきました。

小雨が降る、寒くてストーブが本堂に置かれるわ・・
と着物でお出かけには過酷な環境でしたが、
それを吹き飛ばすような素敵な内容でした。



写真_2014-04-21_10_23_18


出演者は
◆乙女文楽の吉田光華さん
・国内はもとより海外でも講演をされてます。

◆唄の今藤政之助さん
・今藤流の長唄政壽會主催。歌舞伎公演にも出演されています。

◆三味線 杵屋浩基さん
・杵勝会関西支部長。歌舞伎公演にも出演されています。

◆三味線 今藤和歌美さん
・今藤和歌治郎師に師事、1994年に今藤和歌美の名前を許され、関西を中心に邦楽公演の舞台で活躍されています。

まずは
吉田光華さんの乙女文楽からスタート。


演目は「藤娘」。
口で人形の顔を操っているのに驚き。
そして、女性らしい物腰がとても美しいのです。
皆さん息を呑んで眺めています。


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途中、三味線や長唄の歴史についても解説していただきました。

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こうやってプロの方からお話を伺う機会はなかなかないですよね。

唄の今藤政之助さんと三味線 杵屋浩基さんは普段歌舞伎の公演にも出演されています。
歌舞伎の舞台裏などもお話を伺うことができ、歌舞伎を観るのポイントが少し変わりそうになりました。

プロの方のお話は面白い・・・

途中、三味線や長唄に合わせて参加者も手拍子のお囃子で合奏したり。
場が盛り上がりました。

盛り上がったところで今回のメインイベント演目「勧進帳」。
歌舞伎でおなじみですよね。

初めて聞く方も沢山いらっしゃいましたが、最初に解説をしていただいたので、ストーリーもすんなり頭に入り、聞くのに集中できました。


三味線2丁の掛け合いは繊細なのに力強い音色。そこに長唄の艶のある唄が入り、聞いているうちに別世界に連れて行かれたような感じでした。


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演奏が終わったあと、鳥肌がたつほど感動しました。(と参加者の方から感想をいただいております)

最後は出演者の方と記念撮影。
皆さん素敵な笑顔です。

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今回のイベントは、日本の古典芸能に親しんでもらうきっかけを・・・
という目的で三味線 今藤和歌美さんと戒光寺の奥様により企画されました。

普段なかなか触れる機会がない古典芸能の世界。
雨が降ったり寒かったりと参加者の方も大変だったと思いますが、お疲れ様でした!

参加された方から「すごく感動した!」という声をいただけて、企画側としても大変嬉しいです。

いち利モールでは、今後も皆さんに喜んでいだけるイベントを企画していきますのでよろしくお願い致します。

※素敵な黒留だわ~と思っていたのですが、実は黒留袖ではないとのこと。
今藤流の舞台衣装なのだそうです。今藤流ということで「藤の花」が描かれています。

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※参加者の皆さまには、後ほど「お出かけ写真館」のご案内メールをお送り致します♪

羽織の着用時期の目安って?★着物大好きコミックエッセイスト ほし わにこ連載コラム「オトナの着物生活」

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 羽織の着用時期についてのコラムです。
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今年はあっという間に桜の見頃が去ってしまったような気がする東京ですが、花吹雪やピンクに染まる地面や水面も、まだまだ名残を楽しませてくれています。桜を追いかけて北に旅してみたいわにこです。

 もう入学式も終わった頃でしょうか。

あちこちで新一年生と親御さんをみかけると、思わず顔がほころびますね。
また今年もママ友の着付けをお手伝いしましたよ。晴れの日のお手伝いができるのは、本当に嬉しい! 

 新しい学校、新しい環境。うちの子どもも、クラス替えがありちょっと興奮気味に帰ってきました。
これからはじまる1年間、子どもたちには楽しい学校生活を送ってほしいです。
もちろん、社会人もですね(^^)

 さて、桜が散るのと同時に日中の温度がぐっとあがり、そろそろ袷の羽織には手が伸びなくなってきました。

 袷の羽織を着るのは「楓が色づく頃から、桜が散る頃まで」とよく言われます。
秋から春までの長い活躍も、そろそろおしまい。単の羽織や、もう少しして5月に入れば薄物の羽織もちりよけやお洒落で楽しめます。

 羽織も好きですが、暖かくなってくると、帯付きの軽快な姿で歩きたくなりますよね。

 着物を着始めて、最初「帯付き」という言葉を聞いた時、何の意味かわかりませんでした。
要は羽織や道行などの羽織りものなしで、帯が見える状態のこと。

 そして「帯付き」で出歩くなんて失礼よ、というようなことも耳にしました。

帯を見せて歩くのははしたない、とか、礼装を着たら道行などを着て訪問先まで汚さないように行くのがマナーだとか、いろいろ言われることもありますが、それは昭和も半ば過ぎくらいまでのことだとか。

 一般的に、今は帯付き姿で出歩いてもマナー違反ではないと言われています。

あとは、個人の感覚ですね。一部のしきたりが厳しい世界では、いろいろ言われることもあるようですので、気になった時には身近な方に聞いてみるとよいでしょう。

 普段着物を楽しむ分には、暖かかったら着なくてもいいんじゃない? と私は思います。

もう少し暖かくなってきて、帯付き姿を見かけると「ああ、季節が変わったなあ」と、爽やかな風を感じます。

 一方、薄物の羽織やレースのちりよけも、素敵なんですよね?。さらりと羽織っている方を見かけると「おっ☆上級者!」と目で追ってしまいます。透け感が、目に涼やかでうっとりします(実は着ている本人の体感的にあまり涼しくなくても、です(笑))

 着物ほど厳格に衣替えが決まっているわけではない羽織りもの。
だからこそ、季節と感覚を大事に、気持ちよく着こなしたいですね。


 ……とここまで書いてちょっとだけ。前回の「花の季節」についてもそうですが、いろんなルールは知識として一応頭の片隅に入れておいてソンはなしという程度でいいと思うのです。

なにか言われても、あとは「好きだからこれを着ています!」ってニッコリ笑って楽しく着たもの勝ち(^^)v 

 ルールを楽しむのも着物の醍醐味ですが、でもやっぱり着た時楽しくなくちゃ自分にとってのお洒落=ヨロコビじゃない気がするのです。ルールにとらわれすぎずに、どんどん着物を楽しみましょう!

イラスト

======いち利モールより======

◎単衣の時期の羽織なら・・・
絽の小紋がおススメ
▼絽の小紋をみてみる
http://ichiri-mall.jp/ap/icAF02/so4/iq36/page1.html
特に猫ちゃんの柄のは羽織としても可愛いです

◎盛夏の時期の羽織なら・・・
紋紗がおススメ
▼紋紗をみてみる
http://ichiri-mall.jp/ap/icAF03/so4/iq36/page1.html
大きめの柄がお洒落かな・・

◎袷の時期の羽織なら・・
小紋がおススメ
http://ichiri-mall.jp/ap/icAA03/so4/iq36/page1.html

それぞれカート購入後、お仕立て選択画面で
羽織のお仕立てを選んでいただけます

大切な思い出を帯にします★キャンペーンその後

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いち利モールでは、2014年1月にこんなキャンペーンをしていました。
「大切な思い出や大好きな物を名古屋帯にしてプレゼントします。」

FF
 沢山の方から、心温まるお話や、お好きなものについて熱く語られているお話をいただきました

どれも甲乙つけがたく、選ぶにあたって
京友禅染色工芸はまやさんといち利モールのスタッフの中で
色々と意見が交わされました

長い時間かけて話し合いをして、やっと決まったのが
M.Sさんからご投稿いただいたお話でした


【M.Sさんのお話】==================
震災の年に庭に突然やってきた野良ネコ親子。
しばらく庭にいついて、秋には親が子離れしてうちに二匹置いて行きました。
二匹の兄妹猫を飼うことに決め、家の中で世話しているとこっそり親猫が様子を見に来ていました。
それも数回。安心したのかそのうち来なくなりましたが、動物の情をひしひし感じました。その親猫から預かった大事な兄妹猫を帯にしたいです。
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いかがでしょうか・・・
なんだかジーンとくるお話ですよね

まずは対象者が決まりましたので、M.Sさんに連絡をとり、
兄弟猫のお写真を送っていただきました。

 写真_2014-04-07_10_00_10
(写真は一部です。沢山猫ちゃんのお写真をいただきました)

写真をもとに、友禅工房はまやさんが図案を起こしました。

図案①
図案②
上の図案はお太鼓で成長した子猫ちゃん。
下の図案は、いただいたお話をもとに、京友禅染色工芸はまやさんがイメージを膨らませて描いたものです。

この図案を見ているだけで何かこう胸が熱くなります。

M.Sさんにご確認をいただき、染めの工程に入ります。

待つこと1ヵ月半・・・

薄紫の縮緬地に子猫を見守る親猫(腹前)と
成長した子猫(お太鼓)が見事に染め上げられました!

 写真_2014-04-07_10_44_46
写真_2014-04-07_10_45_08

※一筆一筆手作業で染め上げられています。
猫の帯お太鼓アップ



帯が仕立てあがり、M.Sさんへ帯を納品致しました。

その感想をいただいております。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
こんにちは。
猫の帯、先日受け取りました。
写真で見ても素敵でしたが、手に取って触ってみると
本当に繊細で、忠実に再現していただいて、素晴らしい帯です。
デザインから、染め上げまで手作業で、世界に一つだけの
かけがえのない宝物を創っていただいた京友禅はまやさんと、
いち利モールさんには感謝の気持ちでいっぱいです。
本当にありがとうございました!
もちろん猫達にも見せましたし、キミ達の帯だよ、
お母さんも、お父さんもまた来るといいねえと、言って聞かせました。
今日も猫達は元気いっぱいです。
この帯は間違いなく、記憶と心に刻まれ、猫達とともに在る事でしょう。

本当にありがとうございました!
着用しましたらまた写真を送らせていただきますね。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


思い出を帯に残す・・・

世界に1つしかない。大切な帯ですよね。
 

===いち利モールスタッフ======

ご協力:染色工芸 はまや

はまや商品一覧ページ
http://ichiri-mall.jp/ap/ic/brcA014/so4/iq54/page1.html

▼アンケート:  

桜の着物はいつまで着られるの?★着物大好きコミックエッセイスト ほし わにこ連載コラム「オトナの着物生活」

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いよいよ新年度! 消費税もアップしましたね。。。昨日、郵便局で可愛いうさぎさんの2円切手を10枚買ったわにこです。

 そして、東京の桜はまさに満開! 一気に春がやってきたような気がします。

毎年この時期になると、ああ、桜の着物が欲しいなあと思うのですが、あまりに美しい桜の花を見ていると、見ているだけで十分な気もしてきて結局まだ「桜の季節にしか着られない着物」は持っていない私です。

 桜は国花だから、通年着てよいという説もあります。本人がそれを踏まえてお似合いであれば、問題なし。宇野千代先生のようにトレードマークだとか、名前に「桜」がつくなど本人ゆかりのものというのだったら、いつでもよいでしょう。

 また桜の花だけでなく、牡丹や菊などの四季の花々が1枚の着物に一緒に描かれているものならば、季節を問わずに着られます。

 ただ、花だけでなく樹や枝が一緒に描かれている「具体的」な桜だけの着物や帯だと、やはり季節にあわせて着たほうがよいとされています。梅なども同じようです。

 桜の帯は1本だけあります。去年はその名も「桜花亭」という、代々木のオオリンピックセンター内にあるお茶室で散り際の桜を眺めながらのお茶の会で、色無地にあわせました。

桜の花びらが織り出されているものなので丁度舞い散る桜の中で着られて嬉しかったです。桜で染めた帯揚に、桜色の帯締めは、この時期にすると自然と顔がほころぶような気がします。

 そういった、季節を感じる喜びのようなものは、着物を着るようになってから特に楽しめるようになってきました。自分だけでなく、季節を先取りしたり、ピタっとあっている着物は、周りの目も楽しませてくれるものだと思います。

 そして、何月何日から何日までがコレ、という決めつけも、季節の花にはありません。桜前線も1ヵ月くらいをかけて北上していくもの。自分がその時にいる場所で、ちょっと上を見上げて桜の樹とおはなししたり、足元の花たちと相談しながら決めるのが一番ですね。

イラスト

東京の場合ですが、大体の目安として春から初夏にかけては

3月 菜の花、たんぽぽ、桃、木蓮、すみれ、桜
4月 桜、チューリップ、藤、牡丹、つつじ
5月 牡丹、つつじ、薔薇、鉄線、菖蒲、あやめ、芍薬
6月 紫陽花、螢袋、百合、夏椿、露草

などなど、心に留めておいて、そろそろ咲くかな?というお花に、注目!するようにしています。

それには、日々の行動範囲でのフラワーウオッチングが物を言います。
公園や花屋さんは言うに及ばず、他所様のお庭もいい仕事をしてくれます(笑)。
日当りが悪い場所など時期遅れで咲くこともあるので、時期外れかどうかもちょっと気に留めたいですね。

 一方で、この日にはこれ、というようなものもあります。例えば「桃の節句に桃の着物」「五月の節句に花菖蒲」のように、例え外に桃の花が全く咲いていなくても、ああいいね、ピッタリだねというものもあったりします。そういうお約束も、着物の愉しみのひとつだと思います。

 春には一斉に花が咲きはじめます。そのお花を写した着物や帯があったら、そろそろ咲き始めるかな?という先取りの時期からOKで、もう散ってしまったら着ないのがよいと一般的に言われています。


 折々の花や季節のモチーフのものは、本当に着る時期が一瞬なものもあり、多くても週に1、2度程度の着用機会だと、ああ、今年も着られなかった‥‥というものが出てきます。

私の場合は、木蓮。


 結婚して最初に住んだ古い貸家の庭に大きな木蓮の木があり、その花を二階の窓から眺めるのが大好きでした。着物を着るようになり、リサイクルで出会った木蓮の着物や帯を買いました。
とても具象的なので(笑)いつか木蓮の花の下で着たいと思っているのですが、毎年雨が降っただの忙しかっただので逃して、未だに一度も着ていません。

 東京は先日の春の嵐で木蓮の大きな花は随分散ってしまい、今年もだめだったなぁ?とため息です。また先の楽しみができたと思って、とっておきます(笑)。


木蓮
今年も出番なし(;;)


 本当にこう考えるとお洒落着としての着物って贅沢なものですね。

 着物を着ることは、季節を知ること、たのしむこと。柄もそうですが、色も、素材も、組み合わせは無限大。
悩ましいけど、それが面白い。

 わからな?い! 面倒くさ??い! でも着た?い!(笑)

 そんなことばかりですが、今年もまた春がきて、春の着物が楽しめることに感謝です。

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いち利モールで
お花の着物や帯見てみよう♪

・小紋(あやめ柄)
http://ichiri-mall.jp/ap/prd0103135001.html

http://ichiri-mall.jp/ap/prd0103135003.html

・博多八寸名古屋帯 アールヌーボー(あやめ)
http://ichiri-mall.jp/ap/prd0238546006.html

・博多紋八寸名古屋帯(薔薇)
http://ichiri-mall.jp/ap/prd0219028000.html

http://ichiri-mall.jp/ap/prd0219030000.html

http://ichiri-mall.jp/ap/prd0219029000.html



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