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2014年08月

青空の色、海の色。ジャパンブルー・藍染め体験しました!の巻~着物大好きコミックエッセイスト ほし わにこ連載コラム「オトナの着物生活」~

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 ずっと晴れていた東京も、しばらく雨模様が続いています。涼しくなって、体はほっとしていますが、豪雨のニュースが気になります。私も先週の帰省中はずっと雨。帰りは電車が土砂崩れで運休になり、予定が大幅にずれました。被害にあわれたり、避難など心配が続く皆様、心よりお見舞い申し上げます。

 さてさて、今年の夏は念願の染め体験ができました。それは「生藍染め」です。収穫してから、30分以内に生の藍の葉をミキサーにかけた液に絹地を浸すと、それはそれは美しい、空の色に染まるのです。

 それを知ったのは去年のことでしたが、機会を逃して挑戦することはできませんでした。藍の種をわけてもらったのですが、栽培に失敗し、染めるのに十分な量を収穫できず。キモトモが、藍の葉を冷凍してくれてそれを使ってみたのですが、染まるには染まったけれど、「白緑」とでも言うような、淡いグリーンでした。

 それはそれで気に入ったのですが、やはり、空の色を切り取ったような、鮮やかな抜けるような、なんとも透き通った水色を染めてみたい!

 今年は、二人のキモトモに種をわけてもらい、庭の一角で栽培。帯揚が1枚染まるくらいの量が収穫できました。また、キモトモが畑でたくさん収穫できたという藍を使って、皆で生藍染め体験も!

 この夏から、友人と二人で共同の仕事場を借りて仕事をするようになったのですが、そこがもと小料理屋さんということで水場が充実しています。そこを使って、染めをやろう!と皆で集まりました。 

 とにかく、収穫してから時間が経つと色が濁ってしまうということで、スピード勝負。畑から土つきで運んで来た藍を、大人も子どももワイワイ言いながら葉っぱをちぎって洗ってミキサーにかけて‥‥。

 出来上がった緑色の液に布を浸し、引き上げて空気に触れさせると、緑色がみるみるうちに水色に変化していきます。それを水でさっと洗って干せば染め上がり、

 
生藍

 その水色が、生っぽいというか、レアというか、なんともいえない瑞々しく、鮮やかな空色なのです!!

 用意した帯揚やシルクのスカーフに輪ゴムでしぼりの模様を入れたり、一部分だけ液につけてグラデーションにしたり。素敵な作品がいっぱいできました!

 ず〜っと欲しかった、空色の絽の帯揚が染められて大満足でした。

 この生藍染めでは、絹や羊毛はよく染まるのですが、木綿は残念ながらあまり上手く染まりませんでした。呉汁(大豆の汁)につけたり、助剤を使ったりと研究の余地がありそうです。

 あとは、「たたき染め」という、葉っぱを布で挟んで石などでたたき、葉の汁を布に移すというのもやりました。こちらは青ではなくて、綺麗な緑色の葉っぱそのままが布に染まって、これも綺麗でしたよ!

 私は、葉っぱをワニの形に切って、たたき染めしてみました(^^)v 葉脈も、美しく写ります。

 
たたき染め

 そして、今年はいわゆる「藍染め」を、小金井の麻生工房さんで体験させていただきました。タデ藍を発酵させて作った「藍瓶」に布を漬けて染めるものです。

 こちらは生藍と違い、藍の葉を発酵させ、長い時間と手間をかけて建てられた染液なので、木綿もしっかりと染まります。

 わたしは大きめの風呂敷を染めることに。ワンポイントでワニの形の「縫い絞り」とあとは染めない部分をビニールでくるんで絞って止める「帽子絞り」で水玉模様にチャレンジ。一緒にいったキモトモは「巻き絞り(軍隊絞り)」にチャレンジしていましたよ。
 
藍染め1

 

 藍瓶の藍液の表面は、濃い紺に緑、紫や茶が混じった金属的な光沢があり、写真には映っていませんが、ふわふわと泡立った部分は「藍の花」と呼ばれているそう。

 絞った布を藍液の中に漬け、ひきあげると最初は茶色っぽい色が、空気にふれると酸化して最初は濃い緑に変化し、それが段々と青くなっていきます。

 水でさっと洗って脱水すると、馴染みのある「藍色」に。江戸時代から盛んになり、明治時代に来日した外国人が「ジャパンブルー」と呼んだ、この藍染めの色は、もしかしたら日本人が一番好きな色なのかもしれませんね。私も大好きです!!

 
ワニ

 絞りの部分をはずすと、白く残った部分が模様になります。ワニさん、なかなか可愛いでしょう?(自画自賛ですみません)

 藍で染めた布は、アク抜きのため一晩水につけた後、70度くらいのお湯でさっと洗うと、お湯が少し黄色くなります。それが「アク」なんだそう。その後、晴れた日に万遍なく天日干しをすると、アクが抜けてより藍の色がクリアになるそうです。

 ご指導くださった麻生先生、渡辺さんありがとうございました。

 
イラスト

 大好きな色の染めを体験できて、大満足の夏でした\(^O^)/

 様々な染色の体験をすると、着物や帯を作られる職人さんたちのご苦労がよくわかり、持っている着物や布への愛着もアップする気がします。機会があったら、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。


8月23日着物でお出かけイベント「処暑のもの作り」報告

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8月23日(土)いち利モールの着物でお出かけイベントは、「処暑のもの作り」でした。


なんと、イベントの当日が二十四節季のひとつ「処暑」!!
暑さが和らぎ始める日・・・
風があり少し涼しく感じられましたが
まだまだ暑い中、お着物、浴衣でご参加いただきました。

「処暑のもの作り」今回は・・・
いち利モールで人気のスタジオサカミさんでの帯留作り
まずは、坂見さんよりミルフィオリ(イタリア語で直訳すると「千の花」)や帯留作りの説明です。
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さあ、帯留作り開始です
帯留のサイズにカットされたガラスの板の上に、小さなミルフィオリ並べていくのですが
カラフルでかわいいミルフィオリを前に悩み中・・・。
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並べ終わった帯留めをガラスの板を上にして焼きます。
完成が楽しみです
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最初に焼き始めた釜の扉を開けて中の様子を見せてくださったときの1コマ
みなさん携帯でパシャ、カシャ・・・さすがです
そして、その光景をスタッフがパチ!!
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中はこんな感じです。
約600℃~650℃で焼きます。
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焼成を坂見さんにお願いして、和楽庵さんでお昼です。
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おいしいお蕎麦をいただきながら、着物話で大盛り上がり
皆さん初対面のはずなのに・・・

そして、焼きあがった帯留を受け取りに再びスタジオサカミさんへ
どきどき、わくわくしながら完成した帯留とご対面です
かわいいすてきとみなさんの帯留を見ながらまたまた盛り上がりました。
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どの帯留も素敵ですね
BlogPaint

坂見さんを囲んで記念写真をパチリ
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坂見さん
丁寧なご指導、ムラーノ島のお話をありがとうございました。

この夏、夏着物を着るのは今日が初めてとおっしゃられた方
去年の帯留作りにもご参加いただいた方
スタジオサカミさんの帯留をしてご参加いただいた方もいらっしゃいました。

ご参加いただいた方々が、イベント終了後にアドレスを交換されているのがとてもうれしかったです
今回作った帯留をして、次回ご参加いただけたら担当大喜びしますので、よろしくお願いいたします。

暑い中、ご参加いただいた皆様ありがとうございました。

<次回イベントは >
9月21日(土)【京都】
旧嵯峨御所 大覚寺門跡で平安の香り体験
~お香(薫物)に親しむ~ 


▼着物でお出かけイベントページ
http://ichiri-mall.jp/tokushu/05.php


残暑を忘れて心は秋へ!お月見兎さん妄想コーデの巻 ~着物大好きコミックエッセイスト ほし わにこ連載コラム「オトナの着物生活」~

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 残暑お見舞い申し上げます。お盆も過ぎて少々夏バテ気味なのか、夏草でボーボーの庭の草取りをしたら、腰をぎっくりしてしまったわにこです。随分よくなってきたのですが、まだ動作に不安が‥‥。そんなとき、浴衣を着ていると帯で腰がしゃっきりしていいかんじです。帯って、腰にいいんでしょうね。座り仕事が多いので、もう少し普段も着物を着る回数を増やしてみようかなと思っています。もう少し涼しくなったら……(弱)。

 さて今月も、いち利モールの試着室で欲しい着物のコーディネートを考えてあーでもないこーでもないと想いを馳せまくる「妄想コーデ」のお時間がやってまいりました(長)。

 8月に入って始まった、秋の先取りセールももうあと少し。だんだん「売切れました」の表示も多くなってきて、なんだか夏休みの宿題の積み残しが気になる子どものように、なんとな〜く焦ってみたり!?

 そこで、セールの着物と帯で、秋の単衣コーデを考えてみました。


コーデ





 9月と言えば、月に兎! 波に兎の帯でコーデを考えてみました。すっかり秋の色ですね〜。鏨錦(たがねにしき)の技法を用いて織り上げられた西陣袋帯だそうです。袋帯ですが、紬にあわせてドレスダウンしてみます。

 大好きな塩沢紬、生地に「しぼ」があるのでポコポコしていて肌に張り付かず、しっかりした厚みもあるので、秋の単衣にピッタリです。濃紺で秋の夜空をイメージしてみました。

お月見

 

 そこに大きめの満月のようなまあるい帯留はいかがでしょう。秋のお月見としゃれてみたいものです。お遊びで背中に、洒落紋のように押し絵のお月様アップリケも楽しいかも!

 半襟は気になっている「ミヤコレ」を。レースの半襟って、フォーマル以外のシーンでちょっとアクセントが欲しい時、気軽にできていいですよね。

 今年の中秋の名月は9月8日とちょっと早めなので、この帯は暑くて締められないかな‥‥。ヒグラシが泣き始め、虫の声も聞こえ始めていますが、まだまだじわ〜っと暑い毎日……。早く秋がきて、おキモノ生活ベストシーズンに入らないかな〜!などと天気予報を眺める毎日です。

 でもまだなにかやり残したことがあるような、ちょっと寂しいような夏の終わりの妄想タイムでした。
 

オススメは帯下保冷剤!夏着物もW保冷剤で快適にの巻 ~着物大好きコミックエッセイスト ほし わにこ連載コラム「オトナの着物生活」~

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暑い!!この暑さの中、着物で出かけるのはかな〜り勇気が必要ですよね。でも着たいものは着たい!!

 移動の電車やバス、建物の中に入ってしまえば冷房が効いているのでむしろ冷えすぎることもなく着物は快適ですが、問題は「屋外」。

 カンカン照りの中では、いくら日傘をさしても扇子であおいでも、サウナに入っているかのような猛暑には太刀打ちできません!

 そんなときは保冷剤でなんとか駅までの道のりを乗り切っているわたしです。
昨年もご紹介しましたが、ケーキなどを買ったときについてくるあの小さな保冷剤を手ぬぐい等にくるみ、出し入れしやすい帯の下に入れています。背中が冷たいと、シャキーンとします!

http://ichirimall.ldblog.jp/archives/31587783.html

 帯の下にいれるだけでなく、手に持って、首筋や手のひらを冷やすのも、涼が感じられてよいもの。先日は、可愛いポーチに入れて胸元に忍ばせている着物美人がいました。出し入れもラクですし、早速真似しちゃいました!

 今は市販で可愛い形や模様の保冷剤もあって、保冷剤専用のポッケタオルというタオルポーチもあり、選ぶのも楽しいです。私は、ダブルガーゼでポケット型のポーチをちくちく手作りしました(^^)

 保冷剤から出る水滴も吸ってくれるし、やはりなにかに包んで使うのがオススメです。手ぬぐいでくるむと、包む回数で冷たさを調整できますよ。

 でも、ミニ保冷剤は結構あっという間に冷たくなくなってしまうんですよね〜(^^;)30分持てばよいほうでしょうか。

 そんなときはバッグに、保冷ポーチに入れた予備の保冷剤を忍ばせておくと、倍の時間、保冷剤の恩恵にあずかれます。もうほんと、助かったぁぁ〜〜という気持ちになります(笑)。

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 保冷剤の中味は水を凍らせただけのもの、ジェル状のもの、いろいろあります。なかには、お子さんやペットが口にすると危険なものもあるそうですので、おうちに小さな家族がいる方は、一寸注意してくださいね。

 そして、もうひとつ夏のおでかけに必須アイテムなのが保冷のできるマグタイプの水筒。あまり大きな容量のものは持ち歩くのに大変なので、250m~300mlくらいで十分。水や麦茶などに氷を多めにいれておき、外で一口補給するだけで、ずいぶん涼しくなります!

 真夏の着物で外出するときは、まずは日傘と扇子、そして保冷剤と水分補給を忘れずに。楽しいおでかけにして下さいね\(^O^)/

 

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