ウイッグで楽しむきものヘア☆の巻 ~ 着物大好きコミックエッセイスト ほし わにこ連載コラム「オトナの着物生活」~
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3月22日(日)いち利モールの着物でお出かけイベントは、
初のバスツアー【世界遺産 富岡製糸場へ行こう!】でした。
当日はお天気が良くお出かけ日よりでした
銀座いち利本店との合同のおでかけで、総勢27名のご参加をいただきました
バスツアーということで、お洋服でのご参加の方、着物でご参加の方とバス車内は華やかでした
さあ富岡製糸場へ出発です
休憩をはさみつつ、昼食会場の高崎観音温泉錦山荘に到着です。
昼食は『おっきりこみ御膳』
『おっきりこみ』とは
手打ちの太めの麺を大根や人参などの野菜がたっぷり入った醤油または味噌仕立ての鍋に、切っては入れ切っては入れ(きり込み)をしたことから、この名がついたといわれているそうです。
味噌仕立てのおっきりこみの太めの麺はもちもちしていておいしかったです
お食事中にお邪魔をしてパチッ
おいしい昼食のあとは
いよいよ世界遺産富岡製糸場へ、この日のご来場者は6,000人~7,000人とのこと!!!
到着のタイミングがよく、ボランティアガイドさんのツアーに参加することができました!
とても楽しくご説明をしていただき、皆様『勉強にになったわ~』とおっしゃっていました。
富岡製糸場見学のあとは
こんにゃくパークでこんにゃく料理のバイキングをいただき
道の駅甘楽でお土産のお買い物に立ち寄りながら、帰路に着きました。
皆様、短いお時間でお買い物を楽しまれていました
いち利モール初めてのバスツアー、どきどきしていました。
でも、集合してバスが出発したらどきどきはわくわくに変わりました!!
初めて会う方もいらっしゃるはずなのに、
銀座いち利本店を出発したときからバスの中は盛り上がっていました
お出かけに同行するたびに嬉しくなります
ご参加いただいた皆様、楽しんでいただけましたでしょうか?
今回の集合写真は昼食をいただいた高崎観音温泉錦山荘の前にて
ご参加いただいた皆様ありがとうございました。
<次回イベントは >
4月11日(土)京都『京(みやこ)を描く―洛中洛外図の時代―』鑑賞(プチお花見&ランチ付)
5月2日(土)東京 着物で歌舞伎鑑賞会~『五月花形歌舞伎(明治座公演)』を観に行こう♪
※『着物で歌舞伎鑑賞会』はキャンセル待ちでの受付となっております。
▼着物でお出かけイベントページ
http://ichiri-mall.jp/tokushu/05.php
卒業シーズン! ご卒業の皆様、本当におめでとうございます。思えば4年前は、大震災の影響で卒業式が中止になったり、延期になったり……。何事もなく、平穏に卒業式が行えることは改めて有難いことだなあと感じております。
こういった式典で着物を着るのは気持ちが改まってまたよいものですね。卒業する方も、見送る方も、また保護者も。
卒業式での和装の定番といえば「袴」。今年は、友人のお嬢さんの卒業式の袴の着付を頼まれてドキドキワクワクしています。
先日は母校の生協に立寄ったら卒業式を前に、たくさんのレンタル袴のパンフレットが積まれていました。レンタル、着付、記念写真つきでいくら、というようなパックが主流なんですね。利用すればラクラク便利そうです。そして、掲載されている着物と袴がキラッキラなのに、改めてびっくり!!
自分のときは成人式の時に誂えた鮫小紋に、母が用意してくれた紫の無地の袴でした。周りもだいたいそんなかんじだったので、パンフレットの大柄の華やかな二尺袖小紋もしくは振袖に、刺繍&グラデーションの袴に目がチカチカ。盛り盛りすぎて、せっかくの若いお嬢さんの美しさが埋もれてしまいそうでもったいないわ〜とおばちゃんは思ったりするのでした。
でも、こういう盛り盛りとキラキラが似合うのも若さならではなんですけどね。礼装の範囲を外れなければ、いいんだと思います‥‥が!! こういうレンタルパックが主流なのだとすると、ニュースで話題になっていた「卒業式での和装禁止」というのも、うっすらと理解できるような気がしました。
せっかくの民族衣装、時代に合わせて変化して行くものとはいえ「着物=華美=贅沢=式典では禁止」みたいな図式になってしまうのは悲しすぎ。昔と違って初めて着物に袖を通す人だっているわけだから、提供する側も、和装の良さを伝えるという役割も少し考えていただきたいな〜と成人式に続いて、思ってみるのでありました。
袴をはく時は着物を短く着付けますから、裾さばきが格段に楽になりますし、草履じゃなくてブーツや短靴(パンプスもOK)なんですよ。かなり活動的に動いても大丈夫で便利なものなんです。
でもやっぱり袴で外出するのはためらわれる年齢のアナタ(私のことですね、わはは)。実は卒業式シーズンはオトナの女性が袴をはいて外に出ても「先生かしら」程度でお目こぼし(笑)いただけるので、袴をはいて外出するチャンス! 慣れて来たらその他のシーズンにもチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
そんなワタクシですが、昨年より女子袴普及部の活動に参加しております! 実はまだ外出叶っておりませんが、先輩方が袴姿で街を闊歩されている姿は年齢不問でかっこいい。先入観にとらわれて、袴を楽しまないなんてもったいないという気持ちになって参りました。もっと袴を。
式典では着ませんが、普段着としての袴には羽織もとっても似合うんですよ。
この3月は、袴での外出を目論んでいるワタクシです!! 無論、袴は無地でございますが(爆) あとは、袴を仕舞う紐の結び方を覚えなくては(><)何度やっても説明書を見ながらじゃないとできないんです‥‥。美しい紐の始末の形、マスターするぞ!
生きているうちに、やってみたいことは何でもやってみよう! なんて気持ちになっている、春間近でございました。
もうすぐ3月11日。4年前、皆さんはなにをされていたでしょうか。私は休みをとって、午前中に家族でずいぶん遅い七五三の記念写真を撮影し、午後、子どもと二人で家にいるところに2時46分がやってきました。
続々と届く被害状況の大きさの情報に驚き、節電で暗い街中と余震に怯えた日々は思い出すと胸がつまります。東京で、被害はさほどなかったにも関わらずこんなにも気持ちが塞がれるのに、被災された皆さんの気持ちを思うと言葉を失います。失われた命は戻ってこないし、そしてまだ解決していない問題も、復興も、道のりの途中なのです。
震災のすぐ後、所属しているクリエイターグループでグッズを作って売上をチャリティにしようという話が持ち上がり、手仕事で作ったグッズをネットで販売しました。不安な気持ちの中で、やることを見つけて、動いた事は自分たちの気持ちも落ち着きましたし、ほんの少しでも、被災地の役に立てればと始めたことでした。
その後、形を変え、場所を変え、その時に参加できるメンバーで続けて来たチャリティイベント、8回目を迎える事になりました。いよいよ今週末金曜日から「WASRENAI2105」と題して、友人と共同運営している東京・中野の新井薬師前「昭和な家」での開催となります。今までで一番たくさんのクリエイターさんが参加してくれることになり、ワクワクしています。
私のできることが、好きな着物に関連したことということで5回目と7回目は、着物のチャリティバザール(略してきもチャリ)でした。不要な着物を寄付していただき、販売して売上を寄付する。手探りで始めましたが、着物好きの皆さんの気持ちに支えられ、開催することができました。
今回は、6日にプチきもチャリとして、少しだけワンコイン着物などを販売します。それから8日には変身☆写真館として振袖で写真をとるお嬢さん(昔のお嬢さんも含む)の着付を手伝います。
過去のきもチャリを思い起こしてみると「やってよかったな」と思える事がたくさんありました。
売上が被災・津波遺児の未来に役に立ててもらえるのはもちろん、箪笥の肥やしの着物たちが、日の目を見ることができるし、なにより、皆さん自分に似合う着物をちゃ〜んと見つけ出してきて、鏡の前で羽織ったときのその笑顔が見られるのが本当に嬉しかった!
自分の好みで「この着物はどうかな?」と勝手に思っていた着物にも、ちゃ〜んとピッタリの人が現れるんです。本当に、不思議なんですよ。昨年秋のきもチャリでも、最終日に「とっても若向けの着物と喪服が結構残っちゃったな‥‥」と思っていたら、和太鼓をやってます!という若いお嬢さんが現れて、お似合いの着物達をどっさりと。喪服はスキンヘッドの美女が洋服の上にチャチャッと羽織って「いただくわ!」とお嫁にもらってくださいました。それがまた、喪服には全く見えず、黒がとってもファッショナブルで惚れ惚れ。
どんな着物にも、似合いの人が待っている! そう思いました。着物もとっても嬉しそうで、見ているスタッフも思わずにこにこ。
着物って不思議なもので、皆似合うものが全然違うのですよね〜。同じ形のものなのに、着ると個性が鮮やかに浮き上がってくる。
チャリティというと、いろんな考え方があって、自分でも、果たしてこれは役に立っているのかな? ただの気持ちの押しつけでは? イベントをするよりも、直接稼いだお金を寄付したほうが早くない? 偽善? など色んな考えが頭をよぎりますが、自分が生活している場所で311を忘れないで、できることをしていこうという気持ちを,参加してくださる皆さんと共有できたらと思って、自分にできる範囲での参加を続けています。無理をするより、長く続けられるほうがいいと思うからです。
忘れないで、支援の活動を続けている方は全国にたくさんいます。同じ今週末に、大阪で続けられている「東日本大震災チャリティきものバザー」があります。キモトモが毎年スタッフとして参加されていますが、ボランティアでこれだけの規模のイベントを続けられていることに、本当に頭が下がります。そして、着物好きさんたちのパワーを感じます。
http://kimonobazaar.blog.fc2.com/
お近くの方はぜひ、足を運んでみてはいかがでしょうか。好きな着物をゲットして、チャリティにもなったらなんだか嬉しいですよね。
もうひとつ、震災後は余震もあって着物を着る事がためらわれるような空気がありましたね。オトナの振袖♪ なんて遊びができるのも、平穏無事な毎日でなければできないことなんだなと、改めて感じています。そしてそんなことで、無理矢理だって笑顔でいるうちに、本当に笑える日が、絶対来ると信じています。
年を重ねてきて、生きるということはいいことばかりではないし、時には「どうしてこんな目にあわなくちゃいけないのかな」とこぼしたくなることもあります。でも、皆多かれ少なかれ、辛い思いや傷を抱えている。生きている限りは生きていかねばならないのだから、ワハハ!と笑い飛ばしていけるように、強くありたいとこのごろ思います。なかなか思うようにはできない、ヘタレな私ですが……。
また今回のフラーレンのイベントは、着物チャリティは金曜日のみですが、連日素敵なグッズやワークショップが盛り沢山です。興味のある方がいらしたらぜひ、遊びにきてくださいませ。
わにこも会場で、お待ちしております\(^O^)/
http://f-ren.com/pray-for-japan/wasurenai2015/