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2017年08月

キュウリとかナスとか夏野菜コーデ6日間☆の巻~着物大好きコミックエッセイスト ほしわにこ連載コラム「オトナの着物生活」

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  残暑お見舞い申し上げます。この言葉が使えるのもあと2日。8月も終わり、暑さも少しだけ和らいできましたね。とはいえ、この暑さの中着物でおでかけは結構気合いがいります!

 そんな8月の後半、6日連続でお仕事で着物を着ました。この時期に着られるカジュアルな夏着物も帯も非常に限られている中の着回しコーデ。はっと気付くと色が薄い緑系に集中しており、キュウリっぽい‥‥。

 そのことを仕事場で言うと先輩に「ウリ!ウリ!」と大受け。可哀想に思ったのか他の人が「メロン?」「それもウリ!」。マスカットとかクリームソーダとかも言ってくれたのですが、結局キュウリということに。

 次の日は別の帯にしてみたのですが、今度はキュウリとナスということに。まあそう言われても、見事にキュウリ色系の着物と着物ばかりで自分で可笑しくなってしまいました。最終日だけ、キュウリ系の色を使わないで行ったら、「ナスだよね!」(爆)

 もう一度そう思ってしまうと、元に戻れないのかも。

 ちなみに、インナーはずっとたかはしきもの工房のうそつき衿。長襦袢が省略できるので、暑い時期本当に助かります!

 以下着回し日記です。

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【1日目】黒のしじら浴衣にペパーミントグリーンの帯。

【2日目】キュウリっぽいよね!と一番言われたウリコーデ。帯は前日のものを着回し。竹素材の夏着物の色がどんぴしゃりのキュウリ色なのか‥‥。

【3日目】着物も帯も替えて気分一新!のはずがキュウリ&ナスコーデに。着物はいち利モールの洗える着物です。

【4日目】帯はそのままで絹芭蕉の夏着物を着納めと思ってとり出すも、やはりキュウリ系の色のため、引き続きキュウリとナスに。


【5日目】竹素材の着物の色違いならキュウリっぽくならんでしょ!と今まで手が伸びなかった暖色系の着物に。でも帯が‥‥‥。実は着物じゃなくてこの帯がキュウリな原因!? 帯締めは2日目のものの裏側を出しています。

【6日目】もうキュウリとは呼ばせない! キュウリ色を排除して意気揚々と仕事に向かうも、ナス。と一刀両断になってしまったオチ。なんでだろう‥‥。

 とここまで書いて、草履の色も緑だと気付きました!!!ソレダ!

‥‥‥夏野菜ですから‥‥‥季節にあったコーディネートということで。

 こうやって写真を並べてみると、自分の持っている色や好きな色が一目瞭然。他の色も持っていたりはするんですが、その時の気分で選ぶ色って以外と似通ってしまうんですよね。

 色もそうですが、柄物の少なさに改めてビックリもしました。無地ラーと呼んでください(なんだそれ)。たまにはコーデ写真を並べてみるのもいろいろ考える機会になりますね。

 来年の夏は、別の系統のカラーにもチャレンジしてみたいと思う夏の終わりでした。

琉球花織で白い砂青い海を想う妄想コーデ☆の巻~着物大好きコミックエッセイスト ほしわにこ連載コラム「オトナの着物生活」

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  花織(ハナウイ)という言葉を初めて聞いたのは、20代のときに沖縄旅行にいったときでした。そのとき見たのは与那国花織でしたが、その素朴な可愛らしい模様と美しい光沢にうっとりでした。沖縄には各地にそれぞれの手法で織られている「花織」があります。

 今回の妄想コーデは南風原(はえばる)町にて織られた大変珍しい南風原花織。琉球王朝の祝着として発展した、立体感のある浮き柄が魅力的な花織です。戦時中、一度は生産が止まった技術でしたが、生き残った人々の努力により復活を遂げました。組織織という技法で、裏糸を通さずに織ってあるため、単衣としてもオススメだそう。

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 今年の1月に、経済産業大臣指定の伝統的工芸品にも指定されています。非常に手の込んだ手法で生産されていて高価ですが、一度は纏ってみたい沖縄の布。今回は、白一色で模様だけを織り出したものを選んでみました。まるで白い砂浜のような、眩しい色合いです。

 帯は琉球蝶雲青海という文様の京紅型。沖縄紅型とはまた違いますが、麻に紅型で蝶と花、雲に青海波が染めあげられているもの。紅型のおおらかで華やかな図柄に心浮き立ちます。

 帯締めと半衿に海をイメージしたブルーの濃淡で、全体のコーデを引き締めてみました。濃い色の半衿は、白い着物をキリッと見せてくれますね。

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 南国気分でシャキっと着てみたいドレッシーな妄想コーデでした。

青空を映す生藍染め、今年もやったよ☆の巻~着物大好きコミックエッセイスト ほしわにこ連載コラム「オトナの着物生活」

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  生藍染めのことを知ったのは、今から5年ほど前のこと。ZEROキッズ主催の染めのワークショップで、藍染めを教えて下さった先生が、美しい空の色のTシャツを着ていらして。いままで見たことのないフレッシュな水色で、伺うと、生藍で染めたものだとか。

 普通の藍染めの、瓶覗(かめのぞき)や浅葱、縹(はなだ)など、キリっとした引き締まった色とはちょっと違う、自由で浮き立つようなその水色が忘れられませんでした。

 先生から藍の種をわけてもらい、友達と二人で育ててみましたが、私はプランターですっかり枯らしてしまい(‥‥‥)、昭和な家の相方のみずほちゃんがご両親の畑の片隅で育てたもので、キレイに染まった!と報告をくれました。ついでに、その藍の葉を冷凍したものを分けてくれたのですが、染まったけれど緑が強く「白緑」というような色に染まり。それはそれで綺麗な色だったのですが、次の年にまたチャレンジ。

 絽の帯揚げを染めて大満足でした。そのときの様子はこちら

 それから毎年、仕事場の昭和な家でみずほちゃんちの藍で生藍染めをさせてもらっています。とにかく藍の鮮度が大切!ということで、土付きでもってきたりいろいろ試行錯誤を重ねましたが、刈り取って持って来ても大丈夫ということで、今年は刈り取った藍をもってきて、みんなで葉っぱをプチプチちぎりました。根っこがないと、運搬も処理もかなり楽に。

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 藍の葉さえあれば、染めるのはかなり簡単です。

 藍の葉を揉んで色を出すやり方もありますが、昭和な家レシピはこんなかんじ。

1)藍の葉っぱを茎からちぎって、洗っておく

2)ミキサーにかける(葉っぱ50gに対し水500ccくらいで帯揚やスカーフ1〜2枚分。量は結構適当でも大丈夫)

3)ネットなどで葉っぱのカスを漉す

4)できた染液に絹を入れ、10〜15分ゆすりながら染液を浸透させる

5)よく水洗いして、干す

以上です。絹と書いたのは、綿や麻も一応染まるのですがあまり綺麗には染まらず、洗うとどんどん落ちてしまうため。やはり絹が一番綺麗な空の色になり、定着するからです。

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写真:渡部瑞穂(昭和な家)

 輪ゴムや紐などで絞ったりすれば、その部分が白く染まらず抜けるので、模様もつけられます。

 絹の布を緑の液にひたすと、最初はもちろん緑になりますが、浸しているうちに青緑になり、水で洗って空気に触れると、鮮やかなブルーになります。この色の変化の美しいこと! そして乾くとなんともフレッシュな空色になるのです。なんといったらいいのか、この美しい空色は生藍染め独特のもののように思います。絹の光沢とあわさって、日にかざすとため息が漏れるほど。

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 今年は生憎の雨で、外に干すことはできませんでしたが、それでもこの美しい空色。伝わりますでしょうか。
 
 藍の茎は、煮出して染めて鉄媒染すると、グレーに染まります。残った葉を乾燥させるとまたこれは別な方法で染めに使う事ができます。染め実験大好きなみずほちゃんがいろいろ準備してくれるので、私はやらせてもらうばっかりなのですが、だいたい草木染めは、煮出したり、触媒を用意したりと温度管理やらなにやら手間がかかるものです。

 が、この生藍染めは、新鮮な葉っぱと水さえあれば、かなり手間無しで本当に美しい色に染まるのでびっくりしますよ。藍の種は少し入手しにくいものですが、もし手に入るチャンスがありましたらぜひ! そのフレッシュな水色に感動すること間違いなしです。

8月11日(金)細見美術館へ行ってきました

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8月11日(金)いち利モールの着物でお出かけイベントは、「細見美術館へ行こう~ランチ付」でした。 

朝は小雨が降る曇り空で、お天気が少し心配でしたが
皆様、絽・紗・麻・木綿と夏のお着物見本市のような
ステキなお着物できりっといらしてくださいました。
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細見美術館に併設されているカフェキューブにてランチからスタートです
パスタランチ
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いつものように
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ワイワイと盛り上がっていました
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ランチのあとは細見美術館のスタッフさんから
今回の展示と細見美術館についてのレクチャーをしていただきました
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細見美術館は初めての方が半数以上いらっしゃったので
お話をしていただけてとても良かったです

「布の道標 古裂に宿る技と美」展
江戸時代の染・織の小さな裂、刺繡の施されたお着物の展示もあり
とても見ごたえのある展示に皆様見入っていらっしゃいました。

展示を鑑賞したあとは
細見美術館の3階にあるお茶室「古香庵」を見学&お茶をいただきました。
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夏着物は着る期間が短く、その分着る機会も少なくなるので
夏に着る機会を!と開催をいたしました。
今回は愛知、岐阜からのご参加者様がいらっしゃいまして
とても嬉しかったです。
関東・関西以外でも開催できるようにがんばろうと思います。
当日の京都は35℃を超える気温!
本当に暑い中ご参加いただきありがとうございました。
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<次回イベントは >
秋に関東にて開催予定
 

▼着物でお出かけイベントページ 
http://ichiri-mall.jp/tokushu/05.php 

浴衣の帯の位置☆女子は高めに男子は低めに!の巻~着物大好きコミックエッセイスト ほしわにこ連載コラム「オトナの着物生活」

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  夏祭りに花火大会真っ盛りですね! 今年は男性の浴衣姿を見る事が多い気がします。浴衣姿のカップルを見かけるといいわねえ〜〜なんて目を細めておりますが‥‥‥。

 ここで、めちゃめちゃ気になるのが帯の位置〜〜〜!! 女性は若いほど帯の位置が高いと可愛らしいです。帯の位置が下すぎます。 若い自覚のある方はぜひ上に! 帯の位置が下がっていると老けて見えてソンですよ。

 作り帯だとゆるんで下がってきやすいかもしれません。でも、帯は上のほうが素敵、と自分で意識しているだけでも随分違いますから、トイレにいったときなど、ちょっとチェックしてみてください。

 前だけでなく、後ろも結び目の重さで下がりがちです。結び目のところにタオルを台に入れるなどして下がらない工夫をしてみてくださいね。

 そして男子諸君! 特に若い男子!! 帯の位置をウエストで締めているため、浴衣の裾が広がってスカートになってる人多し!!

 ここで手を出すと痴女(爆)になってしまうので、ぐっと我慢をするのですがもう気になって気になってえええ。スカートになってなくても、総じて「帯の位置が完璧!」と思う若い男性にはなかなか遭遇できません。

 まず、男性の帯の位置ですが、ウエストではなく腰骨の下あたりで締めます。ええ、前はもう足の付け根ぎりぎりと言ってもいいでしょう。そして後ろはおしりの上あたりです。そうです。前下がりのシルエットです。

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 男性も年齢を重ねて来るとお腹が出てくるので、お腹の肉がよい押さえになって、この帯の位置がビシッ!!と決まりやすくなってくるのですが、やせているとなかなかこれが決まり難い。タオルを巻いて、補整するのもひとつのテですよ。

 上はゆったり、下はキリッ! これが男性の着姿の基本です♡ 襟元が開いてもそんなに恥ずかしくないです。開きすぎ?と思ったらタンクトップとか着てもOK。

 帯を結び終わったら前に両手の親指を入れてぐっと下げるとカッコよくなりますよ。着ている間も時々ぐっと下げてください。このアクション、結構かっこいいんですよ。

 これだけで裾もはだけないし、素敵浴衣男子になれます。

 思ってはいても、なかなか知らない人には言えませんので、ぜひ身近で浴衣にチャレンジする人がいたら、そっと教えてあげてくださいね!

 帯の位置、女子は高めで、男子は低めですう〜〜!!(はぁはぁ)<よほど叫ぶのを我慢していたらしい(笑)

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