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2018年08月

濃い色の襦袢で夏の着物を秋の風情に☆の巻 ~着物大好きコミックエッセイスト 星わにこ連載コラム「オトナの着物生活」~

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 暑い暑いといいつつも、立秋も過ぎて秋の気配も少しだけ感じられるようになってきましたね。そろそろ秋っぽい装いにしたいけど、でも暑い!! そんな時、透け感のある夏着物に、濃い色の襦袢をあわせるだけで、あら不思議。落ち着いた、秋の風情に変身します。

 濃い色の夏着物に白い襦袢をあわせると、透け感が際立って涼しげな印象ですが、透け感があまり感じられないだけで、同じ夏着物でもぐんと落ち着いて見えるのです。

 帯揚や帯締めを落ち着いたトーンに変えたり、帯留や帯飾りに季節のモチーフを取り入れたら、盛夏の着物から秋の風が吹いてくるようなコーディネートに早変わり。

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 着ているものは変わらないのに、秋っぽく見えるこのテクニック、「濃い色の夏の襦袢を入手する」という大きなハードルはありますが、効果抜群です。濃い色って具体的にどんな色よ! ということですが、あまり彩度の高い色よりは、濃いめのグレーなどが万能です。真っ黒も「えっ」と思われるかもしれませんが、カッコイイんですよ〜。

 でも実際、濃い色の夏の襦袢、あまり見かけませんよね。そんな時はちょっと古くなった襦袢を染めてしまうのもアリなんです。麻の襦袢でしたら、ダイロンなどの化学染料で染めて、色止めをすればOK。絹ものは縮んでしまうので難しいですが、麻は大丈夫! ポリエステルは染まりません。素材と染め上がりについては、どんなものでもうまくいくというわけではありませんので、よく調べてからトライしてみてくださいね!(^^;)。

 私も、実家の箪笥で発掘したちょっとシミが浮いていた麻の襦袢を思い切って鈍色(グレー)に染めてみようと計画中。9月に単衣代わりに夏着物+鈍色襦袢でコーディネートしてみたいと今からワクワクです。またご報告しますね〜!

 ダイロンで染めちゃうといえば、浴衣や麻着物を違う色に染め変えてみたこともあるわたしですが、先日、友人が2、3シーズン着てちょっと衿がスレて白くなったり、焼けが出てきた麻や綿麻の着物はダイロンで染めると新品のように生き返る!と教えてくれました。わたしも、今年着倒した黒の浴衣を染めてみようかと計画中。

 カジュアル着物は自分でいろいろトライして楽しみたい! 秋の気配に、おしゃれ心が盛り返してきたきょうこのごろ。ワードローブの見直しもしたいなあとあれこれ妄想膨らむわにこでした。

帯留が動かない☆三分紐の通し方の巻 ~着物大好きコミックエッセイスト 星わにこ連載コラム「オトナの着物生活」~

 夏休みも終盤戦。中学生がいる我が家では、毎日三食用意しても一日中腹減った腹減った言われ、さらに反抗期の入口。ゲーム三昧の様子に宿題進んだかとギャーギャー言うのにほとほと疲れてきました。用意しても用意しても食べ物も飲み物も蒸発するし、早く学校始まってえ〜(心の叫び)。のっけから着物に関係なくてすみません。こんなときは妄想で、着物のコーデを考えるのも心の癒しです。

 コーディネートを楽しむとき、お洒落のポイントにしたいもののひとつが帯留。お太鼓のときはもちろん、半幅帯のときでも三分紐を使って帯留をつけるのは、楽しいものです。帯留のモチーフは自由自在。季節や、おでかけの予定にあわせて選ぶのは、本当にワクワクするもの。

 自分の気持ちがあがりますし、気がついてもらえたりするとさらに嬉しいもの。小粒でピリリというのも素敵ですし、最近は大きなものも増えていますね。最初は、直径5センチとかの大きい帯留を見た時は「ええっ!」と思いましたが、段々慣れて来るもので(笑)最近は

 さてこの帯留。つけたはいいけど、気がつくと横にずれてたり動いちゃってたり‥‥したことはありませんか? わたくししょっちゅうです(^^;)あれって、地味にストレスですよね。

 先日、着物スタイリストの山崎佳子さんに「こうするとずれない!」と教えてもらいました。

 それは三分紐に帯留を通すとき、金具と金具の間でひねるという裏技。

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 たったそれだけのことですが、こうすることで、帯留もしっかり止まって動かなくなるし、リバーシブルの三分紐だと、真ん中で色分けして二色使いができてオシャレ!! まさに目からウロコ〜!

 これであれっ!帯留がない! 後ろに回ってた(^^;)なんてこともなくなります。帯留の金具の幅や大きさによってはできないものもあるかもしれませんが、トライしてみてくださいね。

 さらに、結び目を帯留の横にもってきて、リボン結びにしたりくるくるまきつけたり、ハートにしたりしても可愛いですよ。盛り盛りで遊びたいときには試してみて下さい!

夏は女子もステテコ!はいた方が暑くない☆の巻 ~着物大好きコミックエッセイスト 星わにこ連載コラム「オトナの着物生活」~

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 毎日暑いですね。拭いても拭いても汗が出て来るお年頃のわにこです。お年頃はおいといても、やはり夏は暑くて汗をかきます。

 着物や浴衣を着ると、足の間に汗をかいて不快なことありませんか? 汗をかかないまでも、足と足がナマでくっつくと熱が伝わって暑く感じるものです(細い方のぞく(涙))。

 そんなときおすすめしたいのがステテコ! もうとっくに履いてるわ〜という愛用者の方も多いことでしょう。そんな私も熱烈なステテカー(っていうの?)。夏は足の間の汗をとってくれるし、冬は冬で温かいし、暖房の効いてるところで汗をかいても平気。すそよけ代わりに1年中手放せません。

 ロングスカートの下にもオススメですよ。私はそのまま部屋着でウロウロしたりパジャマにすることもしばしばです。

 でも、ステテコって今でこそユニクロのリラコなどでレディースもおなじみになりましたが、もともとはオジサンの下着というイメージですよね。明治時代に男性の袴や着物の下に履くものとして誕生し、昭和ではスーツのズボンの下に汗とりとし、また家でくつろぐお父さんがルームウエアとして履いていたものです。

 このステテコ、実に日本の高温多湿の夏にピッタリな日本独自の肌着というのは御存知でしょうか。足の汗をステテコが吸うことと、ステテコをはくことでできる空気の層が、汗でべたつく衣服のさわやかな着心地を生み出しているんです。

 綿クレープなどの素材は凸凹のある生地が肌にはりつかず、快適な履き心地になります。最近では、吸汗速乾の新素材のものも増えていますね。着物を着始めてこんな快適なものを男性に独占させるのはもったいなーい!と思うようになりました。

 少しでも着るものを減らしたほうが涼しそうなものなのに、適正なインナーを着たほうが涼しいというこの不思議。「汗とり」を見直すと夏の着物はぐんと快適になります。

 
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 私が着物をきはじめたころは、女性用のステテコは入手しづらく、オジサンのステテコを履いたりしてました。とってもリーズナブルで(笑)快適だけどやっぱり前開きの部分が恥ずかしいし(爆)股上の深さが使いにいくかったです。

 着物の下にステテコをはく、というのがなんか恥ずかしかったですし、そんな話をしたら、いいわねーという奥さんの隣にいた旦那さんに「ちょっとウチの嫁になにすすめてくれとんねーん」と突っ込まれたこともあります(笑)。

 でもいまや「ステテコ」=オジサンではなく、レディースも選択肢が増えていますし、選ぶのも本当に楽しいですよね。

 シルクのものや麻のもの、新素材の柄ものなどいろんなステテコを試しましたが、いまはたかはしきもの工房のローライズステテコで落ち着いています。このステテコは、ローライズなので帯にもぐらず上げ下ろしがしやすいのと、丈が長いので、ステテコだけで浴衣等を着たとき、素足が透けないのです。

 でも、裾よけ代わりにするときは短めのほうが足さばきもいいし、より涼しくなると思います。防寒として考える時はちょうちんブルマーみたいに裾が絞ってあるものもいいですね。インナーとして着る時は濃い色や柄物は透けるので注意ですヨ。レースがいっぱいついてたりするとやっぱり可愛くて、気持ちが盛り上がります♥ 

 もし! まだ! ステテコデビューしていない方がいらしたらこの夏ぜひ! そしてステテコの快適さを知っている方は、浴衣デビューの人にぜひ教えてあげてくださいませ(^^)

 

織兵児帯で大人の浴衣☆の巻 ~着物大好きコミックエッセイスト 星わにこ連載コラム「オトナの着物生活」~

 花火大会や夏祭り‥‥。あちこちで浴衣のお嬢さんを見かけるとついつい目で追ってしまう危ないわにこです。それぞれに可愛らしく美しく、微笑ましいものですね。あんまり着付は気にならないのですが、足を開いて座ったり歩いたりしてるのだけは気になる〜! 座った時や歩くときちょっと気をつけるだけで、ぐんっとステキ度アップしますよ〜! と心の中で叫んでおります。時々、心に直接語りかけてみたりするのですが、宇宙人ではないので、だめみたいです(笑)。それでも、浴衣でお洒落して外出する心意気やよし! 楽しい思い出ができますように。

 浴衣の帯は半幅帯が定番ですが、織兵児帯もよいですよ。兵児帯は、子どもが結んでいる絞りなどのやわからい帯のことです。男性も楽に帯結びをするときは使っていたもの。昭和なお父さんの家着ご愛用で、サザエさんの波平さんがよく結んでいます。

 大人の女性はあまり結ばないイメージですが、最近は大人の兵児帯も増えています。生地は様々ですが、半幅より気楽に締められます。柔らかいので帯結びもラクですね。

 適度な張りがあり、すこしシボが入っているものが扱いやすいです。重めの生地だと帯結びが下がりがちなので、私は軽くて形が作りやすいポリエステル素材の織兵児帯を愛用しています。

 リボン結びもしやすいし、三重紐を使った飾り結びもボリュームが出て可愛いんですよ! 落ち着いた色柄を選べば、大人もステキに結べます。座ったときにもたれてペシャンコになっても、ポンポンと下から持ち上げれば元の形に戻ります。
 
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 長いサイズのものが多いので、手先をゴムで縛ってお花のようにしたり、いろ〜んな飾り結びが楽しめます!

 浴衣だけでなく、普段のカジュアル着物にも活躍します。半幅よりも、軽くてボリュームが出るので、おしゃれ感が楽しめます。一年中大活躍ですよ。

 一度トライしてみてください。やめられない楽チンさとアレンジの楽しさですよ(^^)v

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