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 何十年に一度レベルの大寒波、皆様ご無事ですかー。寒いの本当に苦手なので半泣きのわにこです。まあ、夏は暑いの本当に苦手って言ってるので、ないものねだりっぽいわけですが‥‥早く春が来て欲しい!

 さて、今日は帯揚のキレイな結び目の作り方をご紹介します。以前こちらでサイドのキレイな整え方のコツを紹介しましたが、本日は前の結び目がどうしてもグシャっとなっちゃう‥‥というお悩み解決です!

 いつも帯揚がめちゃめちゃキレイに整っているたかはしきもの工房の女将さんに「どうやったらそんなにキレイになるんですか?」としつこく聞いて(笑)、教わってきました〜!

 まずは帯揚のサイド部分のキレイな整え方のおさらいから。

<帯揚のサイドのキレイな整え方>
http://ichirimall.ldblog.jp/archives/41244537.html

 サイドをキレイに整えるコツは、帯枕にかけた帯揚を左右にキュキュっとひっぱって、布目をまっすぐに整えること。

 3つにたたんでさらに二つ折りにしたら、畳んだ状態でなるべく帯の端のまで指でしごいて、ここでも布目を整えること。

 ここでテンションをゆるめず、キュッと前に引っ張っておくことが、キレイに整えるために大切なポイントです。

 ここから結び目の作り方に入ります!

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 こうして綺麗に整った帯揚を、着物と同じ打ち合わせにあわせて、ひとからげします。キュッとひっぱったら、からげた部分をタテにします。

 上と下を合わせて、前にひっぱり、クルクルとまるめます。

 帯の中に、整えた結び目の部分がグシャっとならないよう気をつけながら余りの部分を押し込んでいきます。

 このとき、帯枕の紐が帯の上のほうにあるとジャマで入れられないので帯枕の結び目や紐はなるべく帯の下のほうに押し込んでおくことも大事です。

 結ばないので、からげるまではキュッとテンションをかけて緩まないようにして下さい。

 これでキレイな結び目の出来上がり〜。結び目といいつつ結んでないですが、ほどけてくることはありません。

 たかはしきもの工房のべっぴん帯板を使うと芯棒がうまく押し込んだ帯揚の余りのストッパーになってくれてすごく上手く行きますよ。この帯板の芯棒が、帯を綺麗に前下がりにしてくれるだけじゃなくて、帯枕の紐があがってこないストッパーになって帯揚をのせるスペースを空けてくれるし、みぞおちが帯や帯枕の紐で圧迫されないのでとてもラクです。

>「ぺっぴん帯板」はコチラから

 帯揚の端が余り過ぎるようなら、3つに畳む前にワキへ折り返しておくと帯揚の見えている部分もふっくらしてGOOD(^O^)/ 帯揚の長さや素材によって、ご自分で調整してみてください。

 ピッと一直線に帯揚が整いますよ! 結び目(に見える部分)を少し押し込んでも大人っぽいシルエットになります。ぜひお試しあれ♪