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10月目前! 袷の季節に突入する前に箪笥の帯の入れ替えをしました。箪笥の一番見やすい引出しから夏帯を片付け、半幅とよく使う名古屋帯を投入。

 大切な帯はたとう紙に入れてしまっていますが、普段によく使う名古屋帯はくるくる巻畳みにしてこのように箪笥の引き出しに入れています。箪笥から引き出せば、ぱっと何がどこにあるかわかるし、とても便利。

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 箪笥が猫の爪でボロボロなのはお見逃しください‥‥(;;)

 写真右側は半幅帯を引き出しの幅にくるくる巻いたもの。あとは全部名古屋帯です。どうやって畳んでいるかというと‥‥

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 まず、お太鼓の上、三角になっている部分で折り返します。


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 胴の部分をだいたい帯の幅に、屏風畳みにしていきます。


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 お太鼓の表が出るように、胴の部分を包むようにくるくる巻いていきます。



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  たれ先までたたんだら出来上がり。このとき、たれ先が中途半端な長さになってしまって帯を結んだ時に畳みあとが見えてしまいそうなら、一度中に折り返して隠れるところに折れる部分を持ってきます。


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  こんなかんじで内側に折っておきます。

 母からもらった名古屋帯がこの畳み方で畳んであったのですが、持ち運びも収納もコンパクトで便利なので気に入っています。意外と畳み皺も気になりませんよ。普通の名古屋帯の畳み方をすると、片手で持つとバラバラ‥‥とバラけてしまったりしますが、この畳み方なら大丈夫です。

 先日、着物の達人もこの畳み方を愛用していると聞き、今ではほとんどの名古屋帯をこの畳み方にしてしまっています。引き出しにいれるとき、片付けも選ぶのもラクチンなんです。

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 また、胴の部分もくるくると丸めていって、三角の部分に後からあわせてさらにお太鼓を巻く方式もあります。こちらのほうが胴につく折り皺が軽減されます。やりやすい方法にトライしてみてください。

 あくまでも、普段に使う帯の簡易な畳み方です。大切な帯、箔や刺繍を痛めたくないものなどはちゃんと平らにたたんでたとう紙に納めて下さいね。

 名古屋帯のくるくる巻畳み、パッと帯が見渡せる収納にするとコーディネートを決める時間も短縮できますよ! よかったら普段使いの帯からお試し下さい。

<おまけ>
写真をとって、スマホをPCに繋いで、振り返ったらもうヤツがいました(´Д`)やあーめーてぇぇぇ。

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